約束



「俺が帰るまで、あいつを頼んだ。
傍にいてやれない分、辛い思いをしているはずだ。
近くに海があるだろ、そこにあいつの姿があったら、話しかけてやってくれ。
仕事が忙しくてしばらく、帰れないと思う…
辛そうに笑って、そう言ってきたんだ。
何か、永遠の別れみたいに言うから、俺まで悲しくなったよ…」


そう言って、笑う大翔さんから目が話せなかった。

龍は、こんなにもあたしを想ってくれてたんだね。

でも、また会えるんだよね?

今度こそ、恋人同士になれるんだよね?


あたし、逃げたりしないよ。


ずっと、待ってるからね。







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