黄昏
五月も山村さんもいないお昼は何の味もしなくて、いつもより早く食べ終わった。

屋上へと続く階段は
立入禁止場所。

人の目を盗んで、静かにのぼる。

何故だろう。
一段一段のぼる足が少しずつ重くなる。

そして、最上階に彼女がいた。
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