隣の男子の落とし方。
……なにムキになってるんだろ。
それを自覚して少し声を落ち着かせた。
そう言うと、間宮は
バックの中から何かを探し始めた。
何か、探してるのかな…?
『あ、名前書いてねぇや。
どんな子?』
何かを思い出したように言ったけど、
何を思い出したんだろう?
(で、えっと榎本さんだよね………)
あんまり覚えてないけど……
なんとか思考を巡らす。
「確か、髪はセミロングだったよ。
少しだけ大人しそうで身長は私よりほんの少し小さかったかな……?」