隣の男子の落とし方。


………なにそれ、なにそれ……っ。



『間宮くん、佐伯さんのこと好きだったんだよすっごく。

私たちでも見てて分かるんだもん、

間宮くんすごく幸せそうな顔してたし……』



………間宮が?

じゃあもしかして、佐伯さんって……っ。



私の頭の中に何かが過ぎった。

ただの、勘なんかじゃない……っ。



『その、佐伯さんって………』


桜菜が言いかけた言葉を聞いて、

ほののちゃんは目線を落とした。





< 134 / 270 >

この作品をシェア

pagetop