隣の男子の落とし方。
♠私、絶対勝つから。
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《玲緋side》
身長155センチ、高校一年生。
ただ、それだけの普通の女子。
『おはよー、玲緋ー。
って!アンタまたチョコ食べてる!!』
教室に着いてすぐ、友達の“安藤桜菜”が言った
第一声がそれだった。
「いいじゃん、いつもだしー」
『逆にいつもすぎて、何で太らないのか知りたい』
普通に教室内でもぐもぐと板チョコを食べる私を、
桜菜は冷ややかな目で見る。
いつものことなのになぁー……。