隣の男子の落とし方。
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『………なんだよ、』
「……なんでもないっ」
放課後、いつになったらあの話を切り出そうか
悩んでもう数分たった。
間宮は相変わらずの通常運転。
どーせ私のことなんて意識してくれませんよね、
まぁいいですけど!!
そんなこと思うと、この勝負いつ終わるんだろうか。
卒業するまで終わらない?
---でも、それならそれで……。
『おい、そこの百面相リボン女』
「長いわ!」
ぐいっと間宮に頬をひねられ、
少し目に涙がにじむ。
「いたいっ!!」
『ごめん、やりすぎた』
少しへらっと笑って、間宮は手を離した。
痛いし、顔は熱い。