隣の男子の落とし方。



--あれから私は、間宮くんに話しかけられなくなった。
 

間宮くんも人とあまり関わらなくなっていた。



その後クラスでは噂は流れた。

〈あの2人は自然消滅、裏切られたのは間宮〉

と。



まだ、つき合ってた。

私があの日、声をかけたときにはつき合ってた。



でも、佐伯さんの目には間宮くんなど、

写ってなかった。



間宮くんの目には、佐伯さんがまだ写っていたはずなのに。






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