隣の男子の落とし方。



『って、玲緋顔あかっ!

お前なんなの!?』


「………意外とダメージ大きくて……」


『まさかキスだけでこんな……』


「言うなぁ!!」


朝のこの時間は私と桜菜の大きな声できっと

教室はうるさかっただろう。

 
(………今日も間宮に会うことになるんだろうな、きっと)


その時は、顔に出さないようにしよ。

頑張ろ……っ。


そんなことを思って、また板チョコをかじった。

なんだかすごく甘く感じた。








< 70 / 270 >

この作品をシェア

pagetop