隣の男子の落とし方。
『って、玲緋顔あかっ!
お前なんなの!?』
「………意外とダメージ大きくて……」
『まさかキスだけでこんな……』
「言うなぁ!!」
朝のこの時間は私と桜菜の大きな声できっと
教室はうるさかっただろう。
(………今日も間宮に会うことになるんだろうな、きっと)
その時は、顔に出さないようにしよ。
頑張ろ……っ。
そんなことを思って、また板チョコをかじった。
なんだかすごく甘く感じた。