黒猫男子とツンデレ女子

本当に食べていいのかな。
本当に食べていいのかな。

ハフッ


スプーン避けられた。
何、そーゆー意地悪なの?

「ごめんブタにみえてつい」

誰がブタだ。もやし。

スプーンに乗ったチャーハンが口の中に入った。
美味しい。すっごく美味しい。

「ゴホッ…ケホケホ…っ」

喉につまった…!
ぱらぱらだもん。関係ないけど。
噛むのにも疲れた…。

「食いしん坊だからバチが当たったんだね」


そう言いながら水を渡してくれた。


「もうお腹いっぱい」

これ以上噎せたくない。
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