黒猫男子とツンデレ女子

「大人しくしてろよ」

そう言って玲は私のおでこに熱さまシートを貼ってくれた。

「あ、ありがと・・・」

熱さまシートがひんやりして冷たかった。
けれど、私の心臓は凄く高鳴っていた。




目を覚ました時には玲はいなかった。


ズキズキしていた頭も今はなんともないし、暑かった布団の中も今は寒い。



玲私の風邪移っちゃったかな。


もう、中学ん時みたいな仲にはなれないよ…。

玲も変わっちゃったし、私は好きだし…。

かるちゃん…。待っててね。

私かるちゃんのこと好きになりかけてるの。

玲なんかただの幼なじみで、ドキドキだってしないの。


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