聖者の行進
そして、彼女との今後の関係を真剣に考える。
間違いなく彼女のほうは、自分との今後に“結婚”を夢見ているのだが、ジョージ自身はそういった気持ちがどうやっても抱けない。
結婚という“責任”がもう恐いのだ。
その気持ちは何度か彼女に正直に伝えたのだが、それでもそれを夢見ている彼女のことを考えると、このままダラダラと交際を続けるのは、相手に対して申し訳ないと思う。
また、実際にジョージは、自分の生活が不摂生になり、だらけてきているのも感じる。
「何かきっかけさえあれば、、」
そんな他力本願な自分がまたイヤになる。