*last letter*~あなたに綴る愛言葉~


複雑な角を何回か回ると一本道に出る。
その一本道には今年も道に沿って桜が満開だった。


ここはパンフに載っていた場所。
私はここの景色に惹かれてこの高校に入学した。



桜の花びらが散り、とても綺麗だった。

やっぱり思い出すのは梨伊弥のこと。


隣に居てくれたら…一緒にこの景色を見れたら…そう、思わずにはいられない。


もし、また逢えたら_________。

そう、ふと思ってしまった私は乾いた笑いをこぼす。
そんなこと、ありえないよ。

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