*last letter*~あなたに綴る愛言葉~

「な、何よ!!偉そうにして!!」
「あんたなんか、りぃ君と不釣り合いなのよ!!」
「とっとと別れなさいよ!!」


リーダーのような子が手を振りあげる。

…っ、叩かれる!!

咄嗟に目を瞑る。

でもいつまでたっても衝撃は来ない。

恐る恐る目を開けると、私の前にはいつも追いかけてた背中。

梨伊弥がいた。


「…っ、梨伊弥!!」

「は〜い、守里。今日も一段と可愛いね〜。」

「ちょ、今そんな冗談言ってる場合じゃ…!!「うん、そうだね。」…え?」

いつにもまして声が低くなった梨伊弥にびっくりする。

女の子3人も怯えてるような表情をしている。


< 78 / 79 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop