*last letter*~あなたに綴る愛言葉~
「な、何よ!!偉そうにして!!」
「あんたなんか、りぃ君と不釣り合いなのよ!!」
「とっとと別れなさいよ!!」
リーダーのような子が手を振りあげる。
…っ、叩かれる!!
咄嗟に目を瞑る。
でもいつまでたっても衝撃は来ない。
恐る恐る目を開けると、私の前にはいつも追いかけてた背中。
梨伊弥がいた。
「…っ、梨伊弥!!」
「は〜い、守里。今日も一段と可愛いね〜。」
「ちょ、今そんな冗談言ってる場合じゃ…!!「うん、そうだね。」…え?」
いつにもまして声が低くなった梨伊弥にびっくりする。
女の子3人も怯えてるような表情をしている。