*last letter*~あなたに綴る愛言葉~
「俺の可愛い可愛い守里に手を出そうとした馬鹿は君?」
「あ、あの…りぃ…君…。これは…、違…っ。」
「何が違うの?」
女の子の震え混じりの反論に容赦なく返す梨伊弥。
女の子はもう何も言えなくなってた。
かくいう私もめちゃくちゃ怖い!!
こんな梨伊弥見たことないんだけど!!
「…次、守里に手ぇ出したら、どうなっても知らないから。」
そう静かに言い放つと私の腕を掴んでとっとと退散する梨伊弥。
女の子達は最後まで青白い顔で呆然としていた。
よっぽど、恐ろしいものを見たんだろうな…。
………ご愁傷さま。。。
さっきまで自分を罵倒していた人達なのに、同情して可哀想に思ってしまった。