【続】ママのあたしが恋をした。
「それじゃ行こっか!」






歩美はルンルンでスキップしていた。






「あ、ちょっ、まっ……」







電車の人混みのせいでなぜか……







あたしと尚さん、歩美と和登で分かれてしまった。







「な、尚さん。とりあえず出ませんか?」







「うん。そうだね。とりあえず出てから携帯かけてみよっか。」







目的の駅に出ればそこで出会えるかもしれないし。







「あ!わ……と?」






あたしの視線の先には歩美の手首をつかんで微笑む和登がいた。




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