【続】ママのあたしが恋をした。
あたしたちは集中治療室前にあるソファで眠ってしまっていた。






「姫!」







集中治療室のドアが開いて姫が出てきた。







まだ意識は戻ってないものの、もう危険な状態じゃなくなったらしく、個室の病室に移された。








姫は首の骨を折っていたらしい。







もう少しずれてたら脊髄だったって…








脊髄を損傷してしまえば、体の自由が利かなくなる。







あたしと和登は姫の片手を握り、その夜を過ごした。







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