【続】ママのあたしが恋をした。
「家に帰ろうとしてたみたいなんですが…」





家に帰れるようになるのは、早くて2週間。






明日、姫を絶対1人にはできない。






「あの、ありがとうございました!」






「香流!」






目の前にはお母さんとお父さんが立っていた。






「姫は大丈夫なの?」






「ううん。今も家に帰ろうとしちゃって…」






「ダメじゃない!安静にしてなきゃ…香流は明日ライブよね?私が姫を見てるわ…」






あれ?あたし、ライブのことお母さんに言ったっけ?





というか、事故のことも姫の心配ばかりで言ってなかったような……




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