【続】ママのあたしが恋をした。
「不安にさせてごめんね。あたし、明日の尚さんとの約束も断る。和登が不安になるようなことはしないよ。」






そう言うと和登の腕は少しゆるくなった。






「大丈夫。香流を信じてる。明日行って来いよ。平田さんの相談に乗るんだろ?」





「い、いや…それがね?その話はさっき聞いて、明日デートしようって……」





和登があたしの肩を掴んで、顔を見合わせる形にした。






「香流、デートはダメ。俺とじゃなきゃダメ。」






必死な和登が可愛くて、和登の頭をなでた。






「大丈夫。あたしはデートだなんて思ってないよ。」






和登は少し嫌そうだったけど、行くことに決めた。






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