【続】ママのあたしが恋をした。
*幸せを感じて*
あたしたちは車に乗り込み、ショッピングモールに着くまでの間、和登とのドライブを楽しんだ。





デートでドライブだってできる歳になったんだ。





あの頃は高校生で、電車でしか移動できなかった。






和登の車ではあたしたちのバンドの曲がかかっている。






最初は恥ずかしかったものの、もう慣れたよ。






今は嬉しい。






こうやって和登にあたしの気持ちを聞いてもらっているのが。






この歌詞に込められた想いを。






「あ、着いた!」






「姫の服、早く探さなきゃな。」






和登が姫のことを大切に想ってくれて本当に幸せ。



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