【続】ママのあたしが恋をした。
「は?誰?ファン同士仲良くすればいいじゃん。ね?」





和登のことをファンだと勘違いしてるみたい。







「俺はお前と同じクソみたいなファンじゃねぇ。香流が嫌がってんだろ。離せ。」







「分かったよ。」







その男の人があたしの腕を離した。







「Kanareちゃん、ライブ行くからね!」







向こうで手を振るさっきの人。








「はぁ……だから言ったのに。心配して追いかけてきたんだからな。」








「ごめんね。ありがとう。和登。」







あたしは車にプレゼントを取りに行き、和登と手を繋いでマンションへ戻った。




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