Recollection ~レコレクション~
とにかく、二人は駅の改札まで来た。


「早紀、家まで送っていくよ!」


と光輝が言ったが、


「あ・・・なんか目がまわって歩くのやっぱ無理そう・・・」


と早紀が言った。

早紀の自宅までは、電車で40分もかかる距離だった。

そんな言葉を聞いた光輝は、少し考えて言った。


「早紀がよければ、俺んちに来る?」


と・・・

早紀は、光輝の自宅が近いことはわかっていたが、細かいことまでは知らなかった。
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