キスから始まる恋も良いかな?
「な・なな・・・何で居るの?」




心臓が飛び出そう




私達が居なくなってから フロアに悲鳴が響いた
それと同時に これは現実なんだと実感した




空いて居る会議室に入る




「どーして?」



パニクってる私を見て笑ってるし 久しぶりに見たこの顔 やっぱりオーラがある




「やっぱり 香月は俺の事わかってる。オファー受けたのは良いけど その台本気に入らないんだよねー。男バージョンも。」




私が握っている台本を見て言う まだ男バージョンは見てない
台本を開くと・・・・




何も言えなくなってしまう




これじゃ・・海藤 翼を殺してしまう
もっと魅力を引き出さなきゃ!




私の態度を見て納得いったみたいで 私の頭に手を乗せた





「撮影を延ばす。1週間後に それまでに香月が このCM考えて。上の方には言ってあるから。」



「でも・・・」



「何か言って来ても 大丈夫。反対する奴がいる場合 俺は下りるって言った。」




それは 私を守ってくれてるって事?
勿論 香水担当の人は良い思いをしてないだろう



しかも 私を指名しているし 私の風当たりはきつそうだ



それをわかって言ってくれたって事?



海藤 翼の顔を見ると強気な顔 でも どこか優しさが見える




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