続*私とあいつの関係
「そっか。もしかしてまた女子に囲まれすぎて身動きできなかったパターン?」



 ちょっとバカにしたような口調。



「なわけねぇだろ。ちょっと用事だよ」



「用事? 学園の王子は大変だねぇ~」



「うるせぇ」



 俺は藍斗を置いて自分の席に向かった。





 それからはさっきのことが嘘のように何ごともなく平穏に過ぎていった。



 …………それは放課後までのことだった。




 何があったのかと言うと。
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