続*私とあいつの関係


「……圭くん。なんか色々ありがとね」



 さっきの場所から移動して、私たちの教室がある館の階段に来た。



 圭くんたち2年は2階なのにわざわざ送ってくれたんだ。



「いいえっ。華音先輩、あまり嫌なことをためすぎないでくださいね」



「うん。……じゃあね?」



 私は圭くんに別れを告げると、そのまま教室に向かった。





 ねぇ颯真。



 私、颯真のことを信じたいよ。



 信じていいんだよね……?
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