続*私とあいつの関係
「ただいまー」



 玄関の方から颯真の声がした。



──ガチャッ──

「おっ、すっげーいい匂い」



「颯真、おかえり! 先に手洗って来てね」



 笑って言うと颯真は「はいはいっ」と言って手を洗いに行った。




 よしっ、早く準備しなくちゃ!



 私は残りのスープを温めてから机に運んだ。




「華音」



 ふいに後ろから声がかかって振り向くと颯真が戻ってきていた。



「あっ、颯真。準備できたから座って!」
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