続*私とあいつの関係
「別に水族館くらいこれからいくらでも連れてきてやるよ」



「颯真…………」



 可愛く微笑む華音をギュッと抱きしめたい衝動にかられるけど今は外。



 たくさん人がいるからその衝動を抑える。




「……よしっ、他のも見に行くか」



「うんっ!」



 これ以上あまり俺の理性を崩すようなことをしないでほしい……とは言えないからまだ回っていないエリアを回ることにした。



 回っている間、華音はさっき同様嬉しそうにニコニコ笑いながら俺の手を引いていた。



 俺はと言うと、緩んでしまう頬を抑えながら華音を見つめていたんだ……。
< 347 / 423 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop