続*私とあいつの関係
「あのね、甘いのが苦手な颯真のために甘さ控えめのトリュフにしたの」



 俺のことを考えてくれたんだな……。



「本当にありがとな」



「ううん。お礼を言うのは私の方だよ。連れてきてくれて、本当にありがとう」




 この薄暗い空間でふんわりと笑う華音は、雰囲気のせいかすごく大人びて見えて……。



 ずっと耐えていたものがぷつりと切れてしまった。




「華音」



「なぁに…………んっ……///」
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