続*私とあいつの関係

 一宮学園で過ごしたこの1年は、本当に素晴らしい1年で……。



 めまぐるしいほどの出来事も多くあって、嫌なこともあって辛かった時もあったけど。



 それ以上に楽しかったことが多かった。




 高校生活はもう二度と過ごすことができないけど、ここでの思い出は一生胸に残るはず。



 だってそれくらい充実していた1年だったから……。




 だから私はこの思い出を大切にしながら新たな一歩を踏み出す。



 ……颯真と一緒にね?





「颯真っ。大好きだよ」



「……うん。俺も」




 その後、私たちは誰もいない静かな教室でまたそっと甘いキスをした……───。
< 386 / 423 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop