続*私とあいつの関係
一宮学園で過ごしたこの1年は、本当に素晴らしい1年で……。
めまぐるしいほどの出来事も多くあって、嫌なこともあって辛かった時もあったけど。
それ以上に楽しかったことが多かった。
高校生活はもう二度と過ごすことができないけど、ここでの思い出は一生胸に残るはず。
だってそれくらい充実していた1年だったから……。
だから私はこの思い出を大切にしながら新たな一歩を踏み出す。
……颯真と一緒にね?
「颯真っ。大好きだよ」
「……うん。俺も」
その後、私たちは誰もいない静かな教室でまたそっと甘いキスをした……───。