続*私とあいつの関係
「それと、いつか大切な人ともう一度見にきたいって思ってた。だから今日、どうしても華音をここに連れてきたかったんだ」



 言い終わると颯真は何やら自分のポケットから何かを探した。




「華音、ちょっと手出して目つぶってくれる?」



「……ん? うん、分かった」



 よく分からないけど言われた通り手を出して目をつぶる。



 何だろう、いったい……。




 すると、何かを私の手に乗せそれを握らせた。
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