続*私とあいつの関係

　俺の誕生日の日、母さんにいきなり連れて行かれたのは黒崎が経営している和食店。



　そこにいたのは藤堂財閥の令嬢・華音だった。



　噂ではおしとやかで可愛らしい何でもできる完璧な令嬢だって聞いていた。



　実際、会ってみると確かに噂通りだった。



　小さな顔には大きくてパッチリとした目、そして白い肌によく栄える薄桃色の頬と唇。



　そして雰囲気から出てるふわふわおしとやかオーラによく似合っているゆるふわな髪。



　正直ドキッとしたくらい、噂以上の可愛さだった。



　当の本人はかなりの鈍感らしく、噂については全く知らなかったらしいけど。