続*私とあいつの関係
 そう呟いてから俺は仕方なく置かれた仕事を片付けていく。




 初めの頃に比べたら簡単に仕事をすることができるようになったと思う。



 初めは今と同じくらいの仕事を渡されてもこんなに早く片付けることができなかったし。



 終わらなくて帰りが遅くなることもあったし(平日のみ)。



 それに、華音と触れ合う機会も少なくなったし……。



 ただでさえ学園ではいとことして過ごしててあまりベタベタできねぇっていうのに、仕事が忙しくて余計にそういう時間が減った。



 本当に父さんも鬼だよ……。



 そう心の中で悪口を言いながら仕事に没頭した。
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