続*私とあいつの関係
「おっ、颯真。今日本当にありがとなっ。助かった」



 ドアが開いて父さんが入ってくる。



 あぁ……、今はちょっと見たくなかった人なんだけど。




「それはよかった。すっげえ大変だったけどね」



「だろうな。本当、助かったよ」



「……で、もう帰っていいんだろ?」



 そうだよ。俺は早く帰りたいんだよ。



 疲れたし、早く華音に会いたいし。



 いつまでも父さんの顔を見てるのは嫌だしな。
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