続*私とあいつの関係
「まあ、ほとんどは華音ちゃんとの時間にしていいから」



「当たり前だから。……ってかマジでそろそろ帰るから」



 父さんと話してるときりがない。



 それに父さんは一応社長だからしゃべってる暇なんてないはず。



 ……何やってるんだよ。




「おっと、そうだったな。……今日は本当にありがとな。華音ちゃんによろしくっ」



「……どういたしまして。はいはいっ、分かりましたよー」



「頼んだぞ! じゃっ、気をつけてな」



 ひらひらと手を振ってから社長室を後にする。
< 56 / 423 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop