「お前は俺のモノ」【完結】
扉の奥から彼の声がする。
誰かと電話で話しているらしい。
楽しそうに談笑する声に胸がぎゅうっと締め付けられた。
両手で耳を塞ぐと、無理矢理目を閉じる。
何も考えないで、眠るんだ。
時間はかかったけど、どうにか私は眠りに就いたんだ。
またも阻止するのは、彼なんだけどね。
ぎしっと軋むスプリングに意識が戻る。
それと同時に感じる重み。
寝ぼけた頭で薄らとその重みに視線を向けると、そこには彼の顔があった。
お風呂に入ったのか、濡れた髪を垂らす彼に目を真ん丸にする私。
「……タエ」
ゆっくりと近付く顔。
反射的に目を瞑る。
ちゅっとリップ音だけが響く。
それから彼の舌が私の口内へと入り込む。
誰かと電話で話しているらしい。
楽しそうに談笑する声に胸がぎゅうっと締め付けられた。
両手で耳を塞ぐと、無理矢理目を閉じる。
何も考えないで、眠るんだ。
時間はかかったけど、どうにか私は眠りに就いたんだ。
またも阻止するのは、彼なんだけどね。
ぎしっと軋むスプリングに意識が戻る。
それと同時に感じる重み。
寝ぼけた頭で薄らとその重みに視線を向けると、そこには彼の顔があった。
お風呂に入ったのか、濡れた髪を垂らす彼に目を真ん丸にする私。
「……タエ」
ゆっくりと近付く顔。
反射的に目を瞑る。
ちゅっとリップ音だけが響く。
それから彼の舌が私の口内へと入り込む。