「お前は俺のモノ」【完結】
「まあ、嫌だって言われても抱くけど」


ほら。


口角を上げて微笑む彼。


私が目を伏せると同時に、彼が首元に顔を埋める。
だけど、急にピタッと動きを止めたと思ったら。


「……せめえ。ベッド」


ぼそっと呟き、私をお姫様抱っこして寝室に運んだ。
その唐突な行動に驚いて、思わず彼の体にしがみつく。

吃驚してる私の顔に、彼は一度喉を鳴らすとベッドへと放り投げた。


ギシっとベッドが軋む音。
すぐに彼の体重が加わり、私に心地いい重さが乗っかった。


「タエ」

「……っ」

「…アキラって呼べよ」

「あ、アキラっ」

「うん、いい声」


満足そうに笑った彼は私の体を弄って行く。
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