「お前は俺のモノ」【完結】
パチッと目を開けると、そこにアキラの姿はなかった。
昨日の情事の後、私はそのまま眠りこんでしまったらしい。
何時だかわからない。
だけど、いないって事は大学にでも行ったのだろうか。
今日が平日かもわからないけど。
ぼんやりとした頭で、水を飲む為にキッチンへと向かう。
冷蔵庫から水を取り出すと蓋を開けて口をつける。
冷たい水を流し込んでから、息をついた。
その時。
ピンポンとインターホンの音がした。