「お前は俺のモノ」【完結】
驚きで心臓がぎゅっと掴まれた様に痛い。
来訪者なんていないから、インターホンが鳴る事普段はない。


音楽とかもかけてないし、アキラがいる時以外は無音に近かった。


恐る恐るドアの方に近寄る。
誰かが外にいるのか。

でも、ここはオートロックだったな。

…じゃあ、一階入り口に?


……とにかく、私は無視するんだ。


その場から去ろうと踵を返した瞬間、またインターホンの音が鳴った。



びくっとして足を止める。
ゆっくりと振り向くと、声が微かに聞こえた。
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