「お前は俺のモノ」【完結】
「つか、絶対他の男と二人きりになるな。
俺以外とは出来たら話すな。
…それがお前を外に出す条件」
「……」
「俺から離れようとしたら…」
言葉に詰まる私の肩をトンっと押して、ソファに押し倒す。
何度、こうやって上から見つめられただろうか。
グレーがかった瞳。
その、瞳に何度吸い込まれたいと思っただろうか。
口角を上げると、
「また閉じ込めるから」
彼はそう言って顔を近付けた。
甘くて、痺れる様なそのキスに身を委ねる。
少し荒々しいアキラだったけど、それが独占欲から来るモノなのかって考えたら嬉しくなる。
今までの行動、全てがそう言ったモノからなのかって。
いつから、私を愛してくれたのかはわからない。
いつだっていいんだ、もう。
今、私を愛してくれているのなら。