「お前は俺のモノ」【完結】
ひいいいっ、怒ってる!
恐怖からぎゅっと目を瞑ると、ぐいっと顎を引かれて強引にキスをされていた。
「んっ!!」
ねっとりと舌を絡め合わせて来て、それに追い付くのに一杯で。
うるさく鳴る心臓と、彼の吐息で頭がおかしくなりそうになる。
ようやく離されると、紅潮した私の顔を見て彼がニヤっと笑った。
「俺に盾突くとか、生意気」
ちゅっとおでこにキスをされ、それは段々と下へと下りてくる。
「お前は俺のモンなの。だから、黙って抱かれておけ」
首元へ顔を埋めた彼は、私の衣服の中へと手を入れて弄る。
こんな朝っぱらからって思うけど。
でも、逆らえるわけもなくって。
私は彼に身を委ねるしかなかった。