夏の日の思い出
そこには、彼が眠っていた。
私は、思わずその場から崩れ落ちた。

『な…ん…で…?』

「轢かれそうになった子供を助けようとしたらしいよ。」

友人は、私のそばに来てゆっくりと説明してくれた。
彼が子供を助けるために、自分が体を張った事。
自分のほうが怪我をしているのに子供を心配していた事。
そして、私に会いにいくために必死で生きようとしていた事。
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