離してなんかやるかよ。

必要ないんで!


ほんとに!



「「じゃああたし(俺)ここだから」」




あたしは神崎宅のあるマンション尚且つあたしの今の家があるマンションにつき松本くんとお別れしようとしたけど。



今松本くんなんて言った?


じゃあ俺ここだからって言わなかった?



あたしはじゃああたしここだからって言ったよ!



まさか…同じマンション!?



「宇佐美さんもここに住んでるの!?」


「う、うん…」



居候なんだけど。



「え!?すごい!宇佐美さん何階?」


「5階…」


「え?俺もだよ!502!」



う、嘘〜っっ!?


そんな偶然あります?


ほんとすごくない!?




神崎宅501なんだけど。



隣なんだけれど。



あたしの声昨日聞こえてたらどうしよう!


「最近さ。5階にぎやかだよね!昨日悲鳴がたくさん聞こえてさ。この前なんてすごい派手なラップが聴こえたよ」



あ…。


昨日の悲鳴はあたしと神崎のママさんだ。

この前のすごい派手なラップはシューノンの最新曲だ。


それほんとお隣のあたしです。


すみません…



「すごいね…」


あたしは一応苦笑いでそう言う。


ほんとすごいね。


神崎宅と松本くんの家が隣って…。


びっくりだよ。



そしてあたし達は5階に、行った。



やばい。


隣の家って知られたら神崎と住んでるって言うことまでもバレる可能性がある。


「じゃあね!」


だから松本くんがじゃあねして家に入ったのを確認してあたしは501の神崎宅に入った。



にしてもこんな偶然あるんだ。


隣の家がクラスメイトって…。



すごいね。


少しでも大きな声出したらバレるからこれからは気をつけよう。


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