離してなんかやるかよ。


「寒っ…」



翌朝。



俺はかけ布団をはいでてすげぇ寒く感じた。




なんで布団はがれてるんだよ?



と少しイライラしつつも自分の部屋から出て朝シャワーをして俺はすぐに制服に着替えてリビングに行った。



あー…



「まだねみぃ…」



そう思ってリビングのソファーに座ろうとしたら


「…んん」



あいつが今朝の俺と同じく布団をかけず寝てた。



ったく…。


なんでここで寝てるんだか…。




風邪ひいても俺、知らないからね?



って辛口になるけど



正直すげぇ寝顔、かわいい。




それに無防備だし。



「ったく。あんま妬かせたり惚れさせたりするなよ…」




そうつぶやいた俺はふと机の上をみた。



そこには昨日のコンビニ弁当が2つおいてあった。



だけど中身はきれいに空っぽだった。

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