離してなんかやるかよ。

「え、なんだよ。それ…」



神崎はなんでか分かんないけど戸惑っている。




やっぱり勝手にご飯食べちゃったこともちゃんと起こさなかったこともそんな簡単に許せないよね。



「お前は悪くねぇんだよ…ばか」


え?



どういうことですか?


あたしは神崎をちゃんと起こさなくて人が買ったご飯勝手に食べちゃったんだよ?




それなのに…。



「お前その顔絶対ほかのヤツにみせんじゃねぇよ」






え。



神崎はあたしに今怒ってないんです。



へ?怒ってないの?



それにどんな顔?


どんな顔今あたししてるの?



目をぱちくりいつもの様に無意識にするあたし。




「可愛すぎ…」





え?



「聞こえな…」




なんか神崎が言ったぽいんだけど全然聞こえなくてあたしは神崎にチューされた…。




え。


ええええーっっ!!

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