離してなんかやるかよ。


そして通学路を走り抜けあたしは家に着いた。



ほんとあの生意気なチャラ男むかつきます。



顔キレイなくせに心は汚すぎる。



初対面の女の子に地味って言うし人の物を勝手に取るしなんなのよ…、あいつ。




というかあたし掃除さぼっちゃった…



イライラしていらいらを抑えるためすごく長い距離を走ったあたし。


だけどイライラ消えないじゃん!


それにものすごく走った故にものすごく汗をかいてて暑くてカーディガンを制服のスカートに巻くあたし。



するとカーディガンからふわっと甘い香りを感じた。


チョコレートみたいないい匂い…。



「あ〜!お腹すいた~!」


このチョコレートみたいな香りいつついたのか知らないけどお腹すかせる!!



いつついた香りなのか知らないけど


「お母さんオムライス!」



とにかくお腹すいた!


「柚來!おかえり~!」



お腹が減りお母さんを、呼びあたしはキッチンへ行くと誰かにハグされた。




お母さんじゃない!!



翼!?




茶髪のさらさらショートヘアの女の子。

身長はあたしとおんなじぐらいでわりと低め。


あたしに抱きついた女の子はあたしの小学時代からの友達。



胡桃 翼(くるみ つばさ)。

< 13 / 373 >

この作品をシェア

pagetop