離してなんかやるかよ。


「…お前のこと好きになっちゃったんだけど?」



「え…」



「だから。俺お前のこともっと好きになっちゃったんだよ…」


「え?」



心臓止まるかと思った。



ほんとびっくりした。



びっくりして腰が抜けそうになったあたしは吃驚した勢いあまり神崎の隣から少し離れたところに移動してしまった。




驚愕の出来事すぎて頭が


現状についていかない。


「あー、根っこからのばか。まじですげぇ可愛い」



褒めてるのか貶してるのか正直神崎は今なに言ってるのかわからない。



だけど神崎は


あたしが


好きなの?


ほんとに?


今日エープリルフールじゃないよね?


これドッキリじゃないよね?

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