離してなんかやるかよ。

そっか…。



倒れた時か…。


「柚來。また顔赤くなってるよ!?」


え!?


また!?


あたしはとっさに洗濯機と鏡がある洗面所に行き鏡をみる。


確かに赤い。


だけどこれはあくまで倒れたのが恥ずかしかっただけ。


ふと甘い香りがカーディガンから香る。



その時倒れた時が頭によぎる。


もうっ!

なんなの、あの生意気なチャラ男…。



そしてこの甘い香りすごく煩わしい。



あたしは近くにある洗濯機に甘い香りがつくカーディガンを投げた。



あたしはこの香りが煩わしくて洗濯機にカーディガンを入れた。




そしたらきっとイライラも恥ずかしさも消える…。




「翼…あたしすごく神崎のことむかつく」




神崎ってやつがあいつかわかんないけど。


「え?どして!?神崎と何かあった!?」



キッチンに戻ったあたしは翼に言った。



生意気なあいつが


苦手です。

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