離してなんかやるかよ。
♡突然の出来事
【柚來side】
「ただいま〜」
午後7時前。
友達と遊んで家に帰ってきたあたし。
宇佐美 柚來(うさみ ゆら)。
ごくごく普通の女子高生。
ふわふわな天然パーマの黒髪ロングと笑顔が特徴的なほんとに普通で平凡な高2。
「わ!すごいいい匂いする!」
あたしは玄関で靴を脱いだあと声をあげた。
これ!あたしの大好きなオムライスの匂い!!
ふわふわの卵とケチャップで和えたライスの匂い!
さっき友達とクレープ食べてきたけどお腹すいてきたなぁ…。
「お母さんっ!!ただいま!」
あたしはキッチンに行きお母さんに声をかける。
「柚來。おかえりなさい!」
お母さんはサラダを作りながらあたしに言った。
そして机の上にはオムライスが置いてあってお腹が空いてくる。
「お母さん!!お腹減ったよ〜」
「そろそろできるからちょっと待ってね!」
そしてあたしは笑顔でうなづいた。