離してなんかやるかよ。
俺はそんなこんなリビングに胡桃と行った。
「あ、2人共遅い!映画始まっちゃうよ」
「映画!?」
柚來が映画観る言ってるから何かと思えば…
「ホラー映画に決まってるじゃん」
だよな。
ってホラー映画、俺無理なんだよ!
苦手って前聞かなかった?
そう思ってるとポッケに入ってるスマホが鳴った。
電話の着信だ。
「もしもし」
「神崎くん!?急にごめんね…」
相手はバイト先の先輩。
「…なんですか?」
「シフト変わってくれる?」
「あーいいですよ。何時からです?」
「6時からなんだけどー…」
6時!?
家の時計をみる限り今5時半過ぎ。
6時まであと残り僅か。
バイト先は割りと近所にあるし急げ馬間に合う。
ホラー映画みたくねぇし…
「いいですよ!」
バイト行くか。
「ありがとう!じゃあ頑張ってね!」
そう言われ電話を切られた。