離してなんかやるかよ。

「でも神崎くんは自分の彼女と仲いい男子のこと友達って言ってたから…。神崎くんは友達思いなのにあたしったら…。本当むかついて頬にキスしてごめんなさいっ」



先輩はそう言って頭を下げた―…




先輩の気持ちはよくわかった。



先輩は柚來が俺と付き合ってるけど直谷とも仲良くしてるのにすごく気に障ったんだな。




「先輩頭あげてください」



「でも…」



「もういいんだよ。いいですよ。でも頬チューでも…先輩そう言うのは本気で好きになった人にするのがいいっすよ」



「…ありがとうっ」















俺はあいつが本気で好きだから




あいつのそばにいてぇし



守りてぇよ。


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