離してなんかやるかよ。

そうこうしてる内にバイトの時間は終わ俺はカフェを出る。



もちろん松本達も今から帰る。



だけどカフェを出たのは俺と松本だけ。



胡桃は―…?




そう思ってたら



「そろそろ文化祭だな。俺告白大会ってのに出ようと思うんだけどお前でる?」



松本が俺に聞いてきた。




文化祭は今月末。



あと2週間…。



それに告白大会って…。



まじ!?



告白大会と言うのは俺の学校の文化祭で行われる人気イベント。




その名の通り告白大会と言うことで好きなやつに告白するイベント。



大会って言ってるけどぶっちゃけ告白して最も盛り上がった人が優勝っていう感じでもない。



単純に恋する人たちへのためのチャンスだよ。



告白する、チャンスの場…。



それに松本出んの?



「お前胡桃と付き合ってんのに…」



告白するのかよ。



「だから出て告白するんだよ」



それ意味不明…。



付き合ってんなら好きって直接伝えりゃいいじゃん。



そう言ったら…



「好きなんて言えねぇよ」



あんなに馬鹿やってんのに…。



まあ頑張れよ。


「颯も出よーぜ」



「却下」



松本のこと応援はしてるけど絶対俺は出ねぇから。



まあそんなこんな話してると胡桃がカフェから出てきた…。




「なんの話してたの!?」



「男の秘密だよ。な?颯」



「さぁ知らねぇ」



「颯そこはおう!だろ?」



男の秘密ってなんだよ。



「…男の秘密ってまさか大人な話っ!?」



胡桃はそう言ってるけど大人な話ってなんだよ。


「いやいやいや翼それは絶対違うから!」


「逆に怪しい~」




まあそんなこんな俺はこいつらのバカな話を聞きながら家に向かった―…


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